日本と欧米のトレラン事情考察。 「~コース上の渋滞について~」

10/1(Wed)

日本と欧米のトレラン事情考察。

「~コース上の渋滞について~」

僕の行った範囲での話だけれど、日本と比べて多くのすれ違いや追い越しでのトラブルは欧米の方が少ない。では何が違うのか?順不同で気がついたことを幾つかあげていこうと思う。その中で解決のヒントが見つかればとても嬉しい。

*僕が出会った欧米諸国が全てではないが、細かな例を挙げる時をのぞき、欧米という表現で話を進める。

*トレラン時の話であって、レースかそうで無いか特に限定しない。

と、その前にふと気がついたことが1つある。

日本以外でツアー形式のような集団の登山を見たことがない。これって実はものすごく大きなことなんじゃないだろうか?強いて言うなら、日本と同様の行列は韓国、チェジュ島のハルラ山では大行列と山頂広場のピクニックすし詰め状態に出会った。(ちなみにハルラ山、こちらは世界遺産だが山頂にスピーカーがあり、立ち入り禁止エリアに入ったり、下山時間になるとアナウンスを行い、管理は行き届いているようだ。知る限り入山時間も徹底されており、山頂は何時まで、中腹は何時までと厳しく制限されている。)さて、話は戻って集団登山について。欧米の場合、なぜ大集団を見かけないのか。一番大きな理由は民族性。基本的なスタイルとして彼らの大半は自分のペースで登るから。もし、一緒に登りたければ一緒に登ろうと言うだろうし、ゆっくり行きたければ、そうする。おのおの自分のペースで写真を撮ったり、休んだり、早く登りたい人はそうするし、もちろん、迷いやすい場所や危ない箇所は一緒に進む。最初から最後まで全て一緒の行動はあまりましない。自ずと集団は適度にばらける。これが一番の要因だと考える。

さて、本題に戻って、渋滞の原因を更に考える。

その1 「交通の便」主要なハイキングコース入り口などアクセスしやすい場所が限定的かつ、電車の便、バスの本数、マイカー率の割合など。まとめてどどんあげてしまったが、「アクセスの良さ(悪さ)」に由来するもの。東京なら高尾山や御岳山、神奈川なら箱根や鎌倉。など行きやすい場所に集中しているように思える。これはアクセスの良さに加え、手軽さ、身近さが考えられる。なぜ、そういった場所に集中しやすいか?電車やバス利用をした場合、どうしてもバスや電車の本数に振り回されることとなる。実際の数字の話では無いが感覚として、車を利用するより電車バス利用によりトレイルへアプローチする人が多い。

*僕も御岳山はよく行くし、鎌倉はすぐ近所。これらにいっては行けないとか行かないよ、という話では無い、念のため。

その2 「駐車スペースの少なさ」 登山口に車を止めるスペースが少ない、且つ停められる登山口が少ない。その1と重なる要素もあるが、車でトレイルへのアプローチが可能な場所が少ないように思う。遠征時にトレイルへ足を伸ばすとその多くは入り口に大小差はあれど、駐車場がある。もしくは停められるような道になっている。各登山口に駐車場をもっと設ける、例えば、登山口の入り口付近を少し工事して、奥まらせる。その分、スペースを捻出するとか。

その3 「国土と人口」日本の人口は2013年で約1億2730万人で世界10位、多い順に上から中国、インド、アメリカ、インドネシア、ブラジル、パキスタン、ナイジェリア、バングラディシュ、ロシア。この中で僕がトレイルを走ったのはアメリカしか無いが、日本に比べても広大な国土を持つ(日本は国土の大きさは世界62位)。

ものすごくざっくりした話、日本は人口が多く、かつ人口に対して国土が狭い。加えて、民族性、交通などの事情からトレイルも同じところに集中しやすい条件が揃っている。

対策としては駐車場の整備、これが進むとアプローチしやすい箇所が増えるので渋滞分散には一番早く結びつくかな?と思っている。また、個々人レベルでは朝一からトレイル入る(混雑する時間を避ける)、バリエーションルートを探してみるなど、漠然と山に入るのではなく、自分の体力や天気、季節に応じて楽しみ方を工夫する、ことで混雑を避け、結果トラブルや渋滞の回避につながるんじゃないかな?と。

闇雲に危ないとかあーでもないこーでもない、禁止や規制ではなく、もっとスマートな楽しみ方をしたい物です。もし、少しでもこれからのトレランの楽しみ方のヒントになれば嬉しいです。これからも気がついたことや思うことは書いていこうと思います。それでは、また。

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