INDOOR TRAIL 2014

2016/3/4(Fri)

たまにはレースの話。

と言っても、直近ではなく以前のレースの話。

トレイルランを10年続けてきて取り組むレースや向き合い方も少しづつ変わってきた。

でも、始めた当初の「ワクワク」を求める気持ち、これだけは変わらない。

レースを選ぶ上で大切にするのは

「あっと、驚くような景色の中を走りたい、そんな場所にたどり着きたい。」

「人がやっていないことに挑みたい」という気持ち。

さて、そんな僕が2014年3月に出たのはドイツ、ドルトムントで開催された「INDOOR TRAIL

なんで出たのか?

だって屋内でトレランですよ。

しかも大会の為だけに重機ガンガン使って岩運んだり、土を盛ったり、池を作ったり。

もう、その発想に圧倒されたわけです。

エンターテイメント性と創造力はほんと見習うことだらけ。

コースは1周約2km。体育館とホールを組み合わせて立体的なコースを作り出します。

梯子をかけて2階席に駆け上がったり、廊下には障害を設置したり、何があろうとも普通には走らせてくれません。その甲斐あって?indoorなのにトレイル率は90%以上。

レースはファミリーやソロ、リレーなど金〜日にかけていろいろな種目が行われていました。

僕が出たのは3日間の合計タイムで順位を競うレース。

1日目(金曜)は夕方からの開催、3周回のレースです。

ゼッケン順に10秒ごとの時差スタート。ヘアピンも多く、全体的に道幅が限られるので、差をつけてスタートさせます。順位もタイムも全部終わるまでわからないし、ペース配分もわからないのでともかく先行する人を片っ端から抜かす。えげつないです。土日があるにもかかわらずともかく突っ込みました。

1日目の順位は7位。

順位発表の際に教えてもらったのだけど、各日の上位10名は決勝に進出出来て、10名のみで全体のレースの後に走れるとのこと。要項にそんなこと書いてないし…。何にせよ、競技開始時間がゆっくりになり、上位同士のほうがタイムを狙えるかつ(大人数での走行はコース幅が狭いので抜かしにくくタイムを狙える)、上位を維持しやすいので初日から頑張って良かった。

2日目、レースは夕方なのでドルトムントの街を散策。

しかも、この日はサッカードルトムントのホームゲーム。街は朝からすごい賑わい。加えて、レース会場とサッカースタジアムが隣接しているのでレースの時間さえ被らなければ絶対見に行ったのに!!

レースは前日の3周に対し、この日は6周。ということは最終日は9周。はっきり言って周回数がよくわからなくなります。そんな選手のために主催者は周回数より1つ少ない数の輪ゴムを渡します。1周するごとに輪ゴムを1つはずしてコースにポイっと。輪ゴムがなくなったら最終周回ですよ。という仕組み。とはいえ、計測はしているのでズルはできません。ちなみに2日目の順位は8位。どうにか最終日も決勝に残ることができました。

いよいよ、最終日。

9周回。周回を重ねるごとに足が重くなるのですが、最後のレース、気合いで臨みました。その期待に大会側も答えてくれたのか?コースにはいつも以上に水がまか荒れてぬかるんでいて、崩れかかったた障害などもしっかり直されていました…。決勝では残った10名を1名づつ呼び出してくれます。こういうのは嬉しいんですよね。時間に合わせて10名で一斉スタート。もみ合いながら進みます。周回を重ねるごとに徐々に呪印が決まってくる。前を追えるか?後ろから逃げられるか??ひたすら我慢で7位でフィニッシュ。しかし、合計タイムで総合順位は8位。いやー、しんどかった、えぐかった。けど、とてもとても面白いレースでした。

もし、このレースを日本でやるなら、代々木の第1第2体育館を借りてきて、そこに木を植えたり、転がしたり、岩を積み上げたり・・・ってとこでしょうか?・設営と撤去もあるし、正直かなりの費用が開催のためにはかかっているはずです。しかも、道幅は限られるから参加人数も限定される。3日間合計で1000名ほど??残念ながらドルトムント会場のindoortrailは2014でおしまい。ギリギリ出ておいて良かったです。運営やアイデア、いろいろなことがレース出場だけでなく、勉強になったし。統計を取っているわけではないのであくまで感覚ベースの話だけれども欧米、特にヨーロッパの都市部では都市型のトレイルレースが多い。人口密度、公園などの整備、自然と街との距離感、日本とは大きく異なる要素が多いのでそのまま取り入れるのは難しいけれど、面白いことはいくらでもできると思う。大前提として、スポーツに対する理解と身近であることがあると思うけど。トレイルランの場合は、まだまだ認知度が低かったり、(これはトレランだけが理由じゃないけど)積極的な自然利用(整備しつつ楽しむ)が課題かな。

というわけで、過去のレースの振り返りでした。

トレイルランの楽しみ方は人の数だけある。レースに出るにしても一生かかっても出場しきれないくらいたくさんのレースがあって、数えきれないくらいたくさんの場所でレースが行われている。レースに出ないという選択肢も含め、もっともっといろいろな楽しみ方がある。そのヒントになればうれしいな。

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