大事なのは思いやりと想像力
2017/7/4(Tue)
トレイルランの利用マナーに関する問題、議論ってトレイルランがメジャーになってから(トレイルランはまだまだマイナースポーツなので書いていて違和感があるけれど。認知度が上がってが適切かな?)、度々起きています。
世界中を旅して走って回って感じた大きな違いは、日本、特に首都圏は人口が集中しており、人口密度がとても高い。それに対してトレイルの道幅やトレイルヘッド(登山口)、駐車場などが不十分。このアンバランスさは大きな問題です。
加えて、日本が抱えている問題として、トレイル整備の実態があります。トレイルの維持のためのマンパワー不足、放置に伴う獣害や荒れていく森林など。地域によって抱える問題は異なる部分もありますが、
長い目で見て考えた時に「トレイル」を今後も大切なフィールド(遊び場)として維持するためには楽しみながら利用する環境を作ることが大切だと考えます。
では、どうすれば楽しいのか?
僕は走る人も歩く人も自転車に乗る人も動物も森も、お互いにほんの少し(ここ重要)でいいから他者への思いやりを持つことだと思っています。「あれもダメ、これもダメ」という過度の締め付けからは楽しい環境は作れない。
そもそも、ケースバイケースのマナー(やルール)もたくさんあるし、僕はトレイルで景観を損なうような看板はできれば見たくない。
だから、なるべくメッセージはシンプルに。
でもそこから想いは伝わるように。
「細かいことは言わないよ、だって、それってわざわざ書くことじゃないよね?」
という僕の無茶苦茶なリクエストを形にしていただきました。
きっかけは逗子市内の交通安全呼びかけのポスター。
駅やスーパーにポスターとして掲示貼してあったり、車や自転車、小学生のランドセルにステッカーで貼ってあったり!
「これのトレイル版を作りたい!!」
と思い、デザインした方を紹介していただきました。
そして今回出来上がったのがこれ。
「Be Kind People Nature」
人にも自然にも優しく
この想いがあれば、自ずとお互いに配慮するから、どんなアクテビティ同士でも、自然や動物とも共存できると思っています。
近い将来、逗子の小学生たちはランドセルにこのステッカーを貼ったり、このメッセージとともに裏山遊びをしているはず。そして、このメッセージが各地に広がり、「トレイル」がみんなにとっての楽しみの場に成長しますように!

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