2018年8月イタリアの話。レースその1
2018/8/13(Mon)
木曜夜遅くに宿についてその日は挨拶だけしてばたり。
翌朝は朝食の後、イギリスチームを中心としたメンバーと体を動かしに。
戻ってくると、マルタチームが到着。
みんなでランチへ。
イギリスチームには共通の友人がおり、マルタチームとは度々大会で一緒になっているのでなんとなく話せる人ばかり。ありがたい。
こっちのランチはのんびりしていて食べるのに1~2時間かけゆったりと。その間、ひたすらみんなはお喋りするわけでヒアリングに必死。よく政治や宗教の話は厳禁というけど、日本について漫画文化だけでなく、いろんなことに興味関心を持っているので様々な話題もちろん政治に関することも話す。拙くともキャッチボールをすればするほど、理解度と語彙は増える。
一息ついてたらふく食べて宿に帰るかと思いきや、オススメのジェラート屋があるのでそこに寄ってから帰ろうということに。郷に入っては郷に従え。ということでジェラート屋へ。うん、確かに美味しい。あまーい味付けのものもあるけど、日差しがとても強くうんざりするほどだったので僕はフルーツ味をチョイス。

十二分に食べたので宿に帰って翌日の準備をしながらウトウト。移動の疲れと時差ぼけが治っておらずそのまま翌朝まで14時間。無理やり起きて移動して食事しに行ってよりもぐっすり眠れて良かった。その時々でレースに向けてベストな判断をすることが大切。
さて、やっとレースの話。
1日目はvertical km.3km強で1000mほど登る。
スタート地点は街から車で少し上がって標高800mほどにある小さな集落。
毎年の事とあって、集落にはギャラリーと装飾がたくさん。万国旗が飾られておりその中にはもちろん日の丸も。


レース開始は11時。
招待選手は一人ずつ紹介されてスタートラインへ。
緊張はするが開き直ってこういうイベント要素も楽しむことで気持ちを上げていく。
前日にすでに体験済みだけどイタリアも暑い。
今年は世界的に酷暑なのだとか。
スタート直前にしっかり水をかぶってからレースに望むもコースは日向も多く、すぐに暑く…。
意識が朦朧雨としてくる。
わずかに走れるところを走りながらコースの大半は歩くことに。
たかが3km、されど3km。暑さと斜度で永遠のように感じる道のりをただただ進む。
最後の最後に壁のような斜面にしがみつきながらよじ登ってフィニッシュ。



フィニッシュ地点は山の中腹で広くなっており、車でも乗り付けられる。それもあってかギャラリーは溢れんばかりで彼らがこれ以上無理というくらい必死になっている僕らをさらにけしかけてくれるおかげで僕らは最後の一絞りまで出し切ってフィニッシュすることができる。そういった部分も含め、色々とにくいんだよなぁ。
レース後はランチを会場でとって各自で下山。もしくは適当な車を見つけてヒッチハイクで送ってもらう。
僕は誘われたので走って降りることに。翌日もレースなのでクールダウンのつもりで降りるも傾斜がきついのでセット練をしたようなものに。連日、走る選手の多くは走って降りているのでこれもトレーニング。
1日目は42位。
もう少し上に行きたかったのだけど、これ以上ないくらい出し切った上での結果なので、それはそれでよし。
宿に戻って再び翌日のレースの準備。
そして夕飯へ。
この夜は表彰と2日目のレースのプレゼンテーションがあったのだけど、長くなってきたので次回へ持ち越します。