Broken Arrow Sky Race改め道中の話。

2019/6/21(Fri)

昨日、木曜夜にカリフォルニア州スコーバレーに到着。

初めておりたサンフランシスコ国際空港ではAmerican Trail Running AssociationのRichardに拾ってもらい、

移動開始。

サンフランシスコでは見事にラッシュアワーに引っかかり、開き直って観光ガイドをしてもらいながら牛歩で進む。休憩を入れると6時間ドライブ(僕は助手席だけど)でへとへとになって到着。けれども、道中、マウンテンランニングとトレイルランニングの違いやこれからのあり方などいろんな話をさせてもらった。

もちろん、これは僕と彼の経験則に基づくものだけれども僕がマウンテンランニングのレースに出て8年目、Richardはアメリカナショナルチームを率いてマウンテンランニングだけでなくトレイルランも含めた世界中の大会を見聞しているので、あながち的外れではないと思っている。

このブログを書いている時点では2021年にマウンテンランニングとトレイルランニングの世界選手権を同時開催することになっているのだけれど、昨年の8月時点では2020年開催を目指していた。

現実問題として、同時開催するとなるとホスト国(もしくは自治体ないし大会)の負担はかなりものになる。マウンテンランニングの世界選手権に限って言えば、ジュニア、シニア男女およびコーチ陣などなど1000人規模の関係者を空港から送迎して、現地ではタイムテーブルに合わせてこれまた日々送迎をするtransportation、それらの人々を宿に割り振りかつ食事の確保をするstay、関係会議を行うための会場の確保、コースの下見とレースのための選手移動の手配もしくは移動が各自でできるような段取り、開会式や閉会式を行うための会場とルートの確保、プレス関連の対応、ルールに準じたコースの設定を出来る地域でこれらを満たす場所の確保はなかなか難しい。加えて、これらは主催者(ホスト国および地域)が空港に着いてから空港に送り届けるまでを負担するのが通常。単純にこれが2倍になったらスケジュールも2倍になり、立候補の難易度は格段に上がる。

加えて、ここからRichardに聞いた話ベースだけれども、トレイルランニング、マウンテンランニングでドーピングテストに関する立場と実施方法が異なる(ちなみにスカイレースとマウンテンランニングとはWADA(国際アンチドーピング機構)に加盟しているそうだ、トレイルランニング(((ITRA??))はポリシーに賛同しているのみで加盟していないそう)。また、国際陸連基準で行くと、企業ロゴの掲出には大きく制限がかかるがそのスタンスが両者で異なる。レギュレーションに関するルールも異なる。マウンテンランニングの国別開催のみで行われるが、トレイルランニングの場合は一般レースとの合同開催であったとのこと、その為動きにくい部分もあったそうだ。一方で主催者側の金銭的負担を削減することはできるのでは?とも。今年のポルトガルの選手権は開会式や閉会式レース会場などが離れていて都度移動があり選手のストレスになったなので、会場は前述のようにひとまとめに出来るようなオーガナイズを前提にすべき(過去、マウンテンランニングでも似たような例はあったけど、移動が多く忙しい)→最後の点は単独開催にせよ、合同開催にせよ避けるべきという話。

長々と書いたけれど、トレイルランニングとマウンテンランニングとの違いはスタイルの違いであってどちらが上とか下とかじゃなくてルールが違うのだから無理して一緒にならなくてもいいんじゃないの??ということが言いたい。違うものを無理してくっつけるよりはお互いにやりやすいようにやったほうがいいのではないか?と。

例えば、トレイルランニングを日頃から嗜んでいると42kmを長く感じない人もそれなりの人数いると思う。それ自体は慣れの問題だから悪いことではなくって、でも、一般論からすれば42kmはマラソンの距離であり、短いものではない。だから、トレイルランニング的には長くない距離でも、マウンテンランニング(基本は空身)で走る人からすると決して短い距離ではない。補給の仕方や装備のルールの違いなどそれぞれの向き合い方の問題であって。

そんな話を延々としていた。

何より、こういった議論を当たり前のように行ってくれる各国のトレイルランニングとマウンテンランニングファミリーは僕にとってとても大切。それが拙い僕の英語であっても向き合ってくれる。

僕は必ずしも同じことを日本でしようとは思わない。

僕が好きなスタイルは日本ではメジャーでないし、「手ぶらで走るのが基本!(競技における公平性の担保であり、クラシックスタイルという伝統かな*余談だけど、数年前までGPSは助力((ペースメイク行為))にあたるとして公式には認められていなかった)」怪我をしたらどうするのかとか、この部分だけが一人歩きしちゃいそうだし(だからここだけ切り取らないでくださいね)。

僕もまだまだ走り続ける。

ただ、いずれ後進に道を譲る時に彼らがいろいろなところに飛び込みやすいようにこれからも僕は世界中を走り回るし、自分の思いを伝え続ける。

ヘトヘトになったのは移動にかかった時間だけが理由じゃないけれど、充実の移動時間でした。

レースの話にたどり着かなかった(sloveniaの話も北陸の話も…)のでそれはまた改めて。

滞在の期間はレースだけでなく、目を皿にして耳を象のようにしてたくさん吸収してきます!

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