Town of Mountain Running
2019/7/10(Wed)
昨年の夏に訪れたイタリアのレース。
会場はミラノから車で2~3時間ほど山間にあるMalonno(マロンノ)。
とても小さな町で日中空いているのはカフェやバー、いくつかのレストランにホテルくらい。
けれど、レースの日になるとその状況は一変する。
町の人はもちろん近隣の地域からギャラリーが集まり、コースの要所で選手を応援してくれる。
近所のカフェではレースを実況してテレビが流れる。

数百人の選手のためには出迎えの飾り付けやテレビ中継(これがカフェなどで流れている)、もちろんレースの様子はヘリで空撮。
2日間に渡りレースが行われるのだけど、セレモニーや関連イベントは町の中央広場に特設ステージが組まれ、そこで全て執り行われる。

イタリアの選手への声援は手厚い。
地元の選手になるとそれが一層際立つ。
しかし、僕を始め海外から来た選手にも熱い声援が送られる。
それは
「マウンテンランニングの町Malonnoへようこそ、よくぞ我らが町へ走りに来てくれた。」
その思いが声援からひしひしと伝わる。


彼らは自分たちの町が「town of Mountain Running」と自信をもって語る。
その表情がまた誇らしく、そして清々しい。
彼らが語るように逗子での活動をこれからも続け、
「海の町」と思われている逗子が「海と山の町」へ、
そしてゆくゆくは「トレイルランニングの町 逗子」へ
そうだって行くことを僕は目指している。
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